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「鄙の影法師10年」

鄙の影法師10年

  鄙の影法師という酒の10回目の仕込みが行われている。
  この酒は影法師のボーカル横沢の作った酒米「亀の尾」が使われている。この酒の由来は同封のはがきに詳しく書かれているように1曲の歌がきっかけだった。
  12年前山形県が世に送り出したお米の新品種が「はえぬき」。その応援歌として影法師が取り上げたのは日本のおいしい米のルーツといわれる「亀の尾」を育てた山形県余目町の阿部亀治だった。「余目の亀治さへ」という歌がきっかけで「亀の尾」という米に出会い、影法師の名前がついたお酒まで出来てしまうというまさにフォークソング冥利である。
  10年間、影法師は年間40数回の演奏の機会ほとんどで乾杯を行っている。歌だけでなくお酒もまた人との出会いを広げ、深めてゆくことになる。
  さて、今年はまた1つの酒の誕生にかかわることができた。それはレインボープランの堆肥で育てた酒米使ったお酒「甦る(よみがえる)」である。もちろん品種は「さわのはな」私(遠藤)のたんぼで育ったものである。「甦る」は私たちさわのはな倶楽部によって甦りつつある「さわのはな」。そして、生ゴミが堆肥として甦るレインボープランをイメージしたものである。
  「鄙の影法師」「甦る」とも米と水だけで造られた純米酒で、その年のお米の出来具合などで毎年味が微妙に違ってきます。3月8日の「酒蔵利き酒コンサート」でぜひ今年のお酒のをお確かめ下さい。

継続は力なり?

  「影法師」29年、「お米の直販」十数年、純米酒「鄙の影法師」10年と手をかけ始めたらなかなか途中で終わらないのが私たちの習性のようである。ほかにも「投げ銭コンサート」17回「酒蔵利き酒コンサート」9回「さわのはなネットワーク」7回と回を重ねているものが数えればきりがないほど出てくる。おかげで年間の十数日は定例の行事ではじめから拘束されることになる。昨年からは「アイガモ栽培の講習会」も始め、これもまた続きそうである。
  最近始めたことに農業関係のものが多いのはようやく私たちの農業への方向性が定まったことによるものだと思っています。

JAS有機認証を取得

  アイガモ除草無農薬・無化学肥料栽培を始めて3年目を迎え、少ない面積であるが念願の有機JAS認証を取得した。これで晴れて有機の名前を使うことができます。この間、有機農業の知識を得るために始めた有機認証の検査員の仕事だったが、生来の追求好きのため検査員資格を登り詰めついに講習会の講師をやるところまできてしまった。検査員として活動をしているのだが、自分のたんぼは自分で検査する訳には行かないため、ちょっとドキドキであった。無事認定され一安心である。
  今年、開催した「さわのはなネットワーク」、私が講師を務めた「有機JAS講習」にはそれぞれ予想を上回る30人を越える人の参加があり、ようやく時代が私たちと同じ方に少し向かい出したかな、と思っています。
  さわのはなの育ての親、鈴木多賀氏によるとどうやら今年は作柄の予想が難しい年とのこと気を引き締めて取り組もうと思っています。   今年はJAS認証の面積を3倍に広げ、さらに確実なお米をお届けできるようがんばりたいと思っています。たくさんのご注文をお待ちします。