ヤマザキ米粉のパンを焼け
筆 者:アベ・ナントカ
田園まさに 荒れなんとす
美しき彼の国 今はいずこへ
米を見捨てて 国滅ぶ前に
ヤマザキ やって欲しいことがある
※ ヤマザキ 日本(ヤマト)の魂籠めて
ヤマザキ 米粉の パンを焼け
さすれば戦後レジームは崩れ
瑞穂の国が 甦るだろう
戦に負けて アメリカが来て
心ならずも 施しを受けた
コッペパンに 脱脂粉乳
あれからこの国は 穢れてきたのだ
※ 繰り返し
アメリカの小麦に 脳天おかされ
ケダモノごっこに 明け暮れるこの国
男は凛々しく 女はつつましい
この国の美徳は どこに消えたか
※ 繰り返し
アメリカが与える 餌が欲しくて
いつまで可愛げに 尻尾を振るのか
言うておくけど そいつは敵だ
瑞穂の国の 破壊者なのだ
※ 繰り返し
日本を元気にするにはお米が一番
影法師は毎年演奏活動で全国各地へおじゃましている。その中で感じていることそれは日本の再生は農業、それも稲作が元気にならないと実現しないということである。
たとえば中山間地と言われる場所で田畑を耕し地域を守ろうしている人たちがいる。ほとんどが七十才を過ぎている。今の農政はこうした人たちに三割もの稲作以外の作物の作付を強要している。今まで米だけでやってきた人たちに今さら他の作物の栽培を要求するのは無茶以外の何物でもない。こうした条件の悪いところほど米作りを続け農地を守る取り組みが必要である。
この春、大阪から自宅まで帰る途中、あちこちで見かけた転作麦。北上するに従って丈が短くなり家に着いた時は雪の下である。東北地方特に裏日本と呼ばれる私たちの住む日本海側は雪という大きなハンディを背負っている。二毛作地帯で裏作で麦を作ることができるところと同じ土俵で戦うことは無理なのある。東北地方は米所と言われているが実のところは米しか作れないと言った方が正確な表現であろう。しかも苦労して作った麦をパン屋さんは品質が悪いと言って使ってくれない。
農地を守り地方を守るためには米の消費を喚起し、栽培面積を増やすことが絶対必要である。
最近は米を粉にして様々な取り組みが行われている。だがその効果は一部に限られており全体に行き渡るほどの効果を見るに至っていない。
その原因は、米粉の利用が従来の農業サイドの発想しか持ち会わせないからであろう。たとえば米パンにしても独特の風味食感があり熱烈なファンが生まれているようであるが、今までのふんわりとした食感に慣れた人たちがこぞって食べるようになるとは思えない。そこで考えられるのが今のパンの原料に使われている何割かを米粉に置き換える方法である。それも中小の製造業者だけでは限定的なものなるので大手の製パン業者に使ってもらう方法が一番良い。
大手の業者さんはいつまで経っても変質しないおいしいパンを作るのがとても上手である。米粉を混ぜてふんわり柔らかなパンもきっと作ってくれるはずである。もし大変だと言うのであれば転作奨励金を返上してもぜひ取り組んでほしいと思っている。
こんな思いを知ってか知らずかこのような詩が届きました。